#6 Body Montage

横浜・寿町にて行われた当実験は、色んなことを考えさせられた。寿町に足を踏み入れようとする人間に、まさにその直前に、事前情報として、あるいは、彼/彼女に降り掛かるかもしれない出来事を危惧して、少しばかかり自分の方が「知っている」というただそれだけで、けれども、そうしたおせっかいがステレオタイプな寿町のイメージ形成に加担していることに気付きながらも、結局そのイメージを伝達していることに。何もいうべきではなかったという松渕の指摘。確かにそうである。そして山川の指摘もとても大切だった。3月11日から始まる寿町でのグループ展のようなものへは、自戒をこめて望みたいと思う。